ひとひらの日常メモ
 
あしたになれば忘れてしまう ちいさな情景
 
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曇り空

退院間際になって大部屋らしく同室に患者さんが入ってきた。

しゃんと背筋の伸びた短髪の、利発で上品そうなおばさま。

入院したその日(昨日)の夜には息子さんが、今日のお昼にはお友達ふたりが、
続けて娘さんがお見舞いに来ていた。
さらにその娘さんは妊婦さんだった。

目の前のベットから聞こえる、
気を使ってトーンを落としてくれてる娘さんとの会話を子守歌に
知らずに1時間も眠ってしまっていた。

そのままとめどなく眠ってしまいそうで
ベットから降り病室を出た。


幸せそうだと思った。
正しい家族の形、人との繋がり。

少なくともわたしの目にはそう映った。

そしてわたしはそうではないと…。


わたしはいつだって羨んでばかりだ。

ほんの少しの努力と勇気さえ惜しむくせに

すぐそこにあるものに手を伸ばすことさえ面倒がるくせに


羨んで、次の瞬間には諦めてしまうんだ。



9月12日(火)16:09 | コメント(0) | 日常 | 管理

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